Proxmox VE 7.x 上でwindows VMを構築する
仮想化基盤であるProxmox上で、Windows 10 を構築します。
目次
環境
Proxmox VE 7.2
Windows 10 (64ビット)のインストール要件
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-10-specifications
VMを作成する上で、以下のような要件を満たす必要があります。
CPU: 1GHz 以上のプロセッサまたはSoC
メモリ: 2GB
ストレージの容量: 20GB
Proxmoxにisoをアップロード
Windows 10 のisoをダウンロード
以下からメディア作成ツールをダウンロードする
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
ダウンロードしたものを実行して、作成するVMの環境に合わせてisoイメージを作成する(ツールに従っていけば簡単に作れる)。
virtIOドライバーのisoをダウンロード
Windows 10 インストール(VM 作成)
VM 作成
作成するノードを選択し、適当なIDと名前をつける。
先ほどアップロードしたisoイメージを選択し、Guest OSにWindows 10 を指定する。
自分の好きな設定にする。(Windows 11 でもないのでTPMも必要ない。)
インストール要件を満たすディスクサイズに設定。
Bandwidthはデフォルト(ディスクの帯域に制限を掛けたければ設定する)。
割り当てるCPUのリソースを決める。高い性能が欲しければコア数を増やす。
メモリは最低2GB必要で、あとは求める性能に合わせて調整する。
使用したいネットワークを選択する。
確認後にFinishをクリックして、VMを作成する。この時、VM作成後に行うことがあるので、作成後に起動にチェックは入れない。
ハードウェアの追加で、CD/DVDを選択し、アップロードしておいたvirtIOイメージのisoを使う。
Windows 10 のインストール
VMを起動する。
起動してからはEnterキーを連打しないと、Windowsのセットアップ画面に移らないので注意。
インストール画面
インストール開始
Windowsのインストールは普段と同じだが、ハードディスクのドライバーがインストールされていないので、手動で読み込みます。
ドライバーの読み込みをクリックして、参照からDドライブ(virtio-win-0.1.221) > vioscsi > w10 > amd64 と選択して、ドライバーをインストールします。
そうすると、ハードディスクが認識される。同様にネットワークのドライバもインストールする。
Dドライブ(virtio-win-0.1.215) > NetKVM> w11 > amd64
ちなみに、ネットワークに接続せずにインストールを進めることができます。どっちみちネットワークに接続することになるので、子の段階でインストールしておいたほうが楽です。